休肝日の医学的根拠とは?本当に効果があるの?

お酒に関する健康についてよく見聞きするワードといえば、休肝日です。

 

その名の通り、アルコールを分解する働きを持つ肝臓を休ませる日を作ろうとするものであり、もともと週一日だったのが、近年になって週に二日、望ましくは二日連続ということになりました。

 

こうして聞くだけだと、確かに肝臓をはじめとする体の組織に良い影響を与えて、ひいては健康を増進する効果を期待できそうですが、学者の中には休肝日の医学的根拠は無いという、休肝日不要論を意にする人たちも存在します。

 

そこで、休肝日に医学的根拠あるとする内容と、無いとする内容を比較することにより、基本的なことから理解していくことにします。

 

まず、医学的根拠があるとする内容についてです。
2007年に提出された論文によれば、週に300グラム以上のアルコールあるいはエタノールを摂取する人は、ガンなどのリスクが格段に上昇すること、および特に男性においては、週に300グラム以上のアルコールあるいはエタノールを摂取する人のうち、週に二、三日摂取しない日を作っている人は、先述したリスクの上昇はあまり見受けられなかったと発表しています。

 

したがって、休肝日を最低でも週に二日間、出来れば連続して設けるようにすると、ガンなどのリスクが減少するという医学的根拠を説明できます。

 

次に、医学的根拠が無いとする内容についてです。

 

まずは、確かに働き続けている肝臓を定期的に休ませることは大切だが、アルコールは二日待たなくてもすぐに分解されてしまうこと、また肝臓を二日程度休ませたところで、定期的な飲酒によるダメージの修復はほとんど見込まれないことが指摘されています。

 

また、仮に休肝日を設けたとしても、その前後で飲酒量が多くなる傾向にあるので意味がないということもいえます。

 

これらから言えることは、休肝日を設けること自体は医学的根拠から効果があると言えますが、それ以前に普段の飲酒量やその他肝臓への負担などを全く考慮しなければ、効果が小さくなる可能性があるということです。